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Rasti 学校での導入事例

Rastiを“デジタル力”の指標に!社会で活躍できる人材育成に活用。
~実務的な内容で学生に気づきを与える玉川大学

玉川大学 照屋 さゆり 准教授
玉川大学
照屋 さゆり 准教授

玉川大学(東京都)リベラルアーツ学部 照屋さゆり准教授は、2011年度からデジタル力の指標として情報活用力診断テスト「Rasti」を導入しました。6月に1年生206名で実施。2012年度は1・2年生での実施、その後は年次ごとにRastiを実施する予定です。

この学部は、2003年に文学部リベラルアーツ学科としてスタートしました。4年間を3期(導入期・発展期・専攻期)に分け、構想力・実践力・推進力を身につけていく発展的な学習システムをとっています。導入期でまず日本語・英語のコミュニケーション能力、情報処理スキル、プレゼンテーションスキル(デジタル力)を徹底的に鍛え、同時に1年生の段階からプロジェクト学習を体験させるなど、社会との関わりを意識した実践力を養うカリキュラムが特徴の学部です。

Rasti導入の経緯は次の通りです。
近年、大学において成果の可視化、つまり数値化された何か形として見えるものを求められる風潮が出てきました。そのため、同学部の3本柱である英語・日本語・IT力の養成においても授業の成績以外で成果が見える形で取り組めるものはないかと探していました。英語や日本語では資格、検定などを利用した一般的な指標がありますが、ITは・・?IT力についても様々な検定試験がありますが、ソフトが使えれば情報活用力があると言えるでしょうか。資格試験ではなく、学生が入学から卒業までの間で「成長できた」と実感できるような数値化されたわかりやすい一般的な指標として評価できるものはないかと考えていたところ、この「Rasti」に出会いました。
Rastiは、知識がある、操作を覚えているというだけではなく、判断するポイントが幅広いので、これなら情報活用力を可視化できるのではないかという期待があったようです。
導入前に数名のゼミ生に試用受験を実施。レベルをよく知っている学生たちだったため、照屋准教授が思っている結果に近い形で診断されたこと、デジタル的なものだけでなく情報活用の総合力を各自が知ることができたということ、また受験料も比較的安く、取り入れやすい価格だったということから導入に至りました。

冒頭で紹介した通り、今年度、実施したばかりでまだ比較できるデータがありません。次年度以降、複数年次で実施し、伸びや成長を確認できるような結果が出てくることを期待しています。
今後の結果をどのように活用していくのかという問いに対して、照屋准教授は、「例えば、3年生では就職活動に利用できる。点数が高いあるいは伸びている学生は、診断結果を各自のアピールポイントにしてもらいたいし自分の良さを強みにしてほしい。点数が低い、伸びていない学生でもまだ間に合う。情報活用力はどんな仕事に就いたとしても社会人基礎力として必要。それに気づいて、学生のうちに(社会に出る前に)しっかり学習してほしい。また、学部全体の診断結果により情報系科目の学習項目の改善やカリキュラムの見直しを考える材料になる。」と回答されました。